会長挨拶

小児消化管機能研究会 会長

第50回 日本小児消化管機能研究会
会長 河野 美幸

金沢医科大学 小児外科 教授

 

この度、第50回日本小児消化管機能研究会を2020年2月15日に金沢で開催させていただきます。

 

本研究会は直腸肛門奇形内圧研究会から始まり、小児消化管内圧研究会そして日本小児消化管機能研究会と名称を変え発展し、小児消化管領域の診療に多大な貢献をしてまいりました。このような半世紀におよぶ歴史ある研究会の記念にあたる第50回の会長を努めさせていただくことになり、大変光栄に存じます。金沢での開催が実りあるものになるように鋭意準備を進めております。

 

本会は小児の消化管機能、主として運動機能に関する基礎的臨床的研究を行うことを目的としております。食道の嚥下運動から腸管機能、排便機能をあらゆる角度から研究し経験した症例について発表し、日本における小児消化管機能の発展をリードし、そして今後もその発展に寄与していく大切な研究会です。 多くの皆様に日頃の研究の成果をご発表いただきますようお願い申し上げます。

 

研究会は冬に開催されますので足元などを考え、会場は金沢駅前の金沢アートホールを選びました。駅周辺は北陸新幹線開通のおかげもあり大変整備され、変わって参りました。しかし金沢は文化の街ともいわれております。加賀百万石前田家の藩祖を祀った尾山神社や武家屋敷、兼六園、金沢城など駅からそれほどの時間はかからずに行くことができます。時間が許す限り足をお運びいただき冬の金沢の情緒を味わっていただければ幸いです。

 

多数の小児消化管領域の医療に携わる関係者にご参加頂き、明日からの研究や診療に有益な情報が共有できることを願っております。