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第36回日本腸管リハビリテーション・小腸移植研究会

会長挨拶

岡島 英明

「次のStageへ」

岡島 英明
(金沢医科医大学・小児外科)

 この度、第36回 日本腸管リハビリテーション・小腸移植研究会を2023年3 月 9日(土)に北陸の地、金沢アートホールにおいて開催させていただくこととなりました。前身の日本小腸移植研究会から日本腸管リハビリテーション・小腸移植研究会と引き継がれ、この歴史ある研究会当番世話人をさせていだきますこと誠に有り難うございます。
 2018年4月に小腸移植が保険適応となり、移植症例も少しずつ増えてきています。さらに近年、短期成績は飛躍的に向上しており、小腸移植が身近なものとなってきております。一方、小腸機能不全に対する移植以外の治療も進歩してきており、ω3静脈投与製剤については念願の本邦での使用を目指して医師主導治験が行われております。薬物療法ではGLP-2アナログ製剤の出現により治療選択肢が大きく広がって参りました。特に2023年6月からは体格の小さい症例でも使用できる様になり、さらなる発展が期待されます。しかしながら小腸移植においては周術期管理、内視鏡並びに病理所見の解釈とそれに対する治療介入の適応と手段、腸管機能不全症例に対する薬物療法の適応などまだまだ各施設ごとに手探りの部分も少なくありません。こういった背景から今回のテーマは、「次のStageへ」とさせていただき、各施設の経験や管理、治療介入の実際を紹介いただき、移植施設のみならず、これから移植を考慮する施設にとっても有意義な討議をしたいと考えています。また最近の治療が進歩した腸管不全における小腸移植の適応も改めて考えたいと思います。特別講演は、京都府立医科大学 大学院医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授・内藤裕二先生に腸内細菌と免疫についての講演をしていただけるとのことです。もちろん腸管リハビリテーション・小腸移植に関する一般演題や基礎研究 に関する演題も歓迎致します。ふるってご応募くださいますようお願い申し上げます。
 北陸の3月はまだまだ寒さが残っている時期ではありますが、来年の3月に皆様と金沢でお会いてできることを楽しみにしております。

令和5年10月吉日
第36回 日本腸管リハビリテーション・小腸移植研究会
会長 岡島 英明(金沢医科医大学・小児外科)

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