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日本エンドオブライフケア学会 第7回学術集会

プログラム見どころ

  • 第7回学術集会事務局主催 
    能登半島地震チャリティランチイベント『能登の人々と暮らしに寄り添って』

    日時:令和6年10月14日(月・祝)12時10分~13時00分

    場所:A会場(1F 大ホール)

    概要:本イベントは能登地震へのチャリティを目的とし、本学術集会事務局からご依頼する能登地域在住の方、支援者の皆様に様々な立場から、能登の人々と暮らしに寄り添う日々のお話をしていただきます。

    寄付について:弁当付き有料企画にて、収益につきましては、能登半島地震に係る災害義援金(寄付金)として全額寄付いたします。

    参加費:2,000円(お弁当代込み)

    申し込み:事前申し込み制

    事前申込締切:9月15日(日)

    ・参加登録サイトからお申し込みください。
    参加登録後に本イベントのみの追加申し込みはできませんので予めご容赦ください。

    ・当日参加も若干数を準備する予定ですが、事前のお申し込みを頂くと確実です。

    参加登録はこちら
  • 特別指定講演
    日本人の死生観とグリーフケア

    島薗 進

    島薗 進
    東京大学名誉教授

     祖父も父も高名な医師であり、東京大学理科三類に入学しながらも医学部ではなく、文学部に進学され、日本を代表する宗教学者となられた島薗進先生。東京大学教授時代は宗教学をベースにしながら、日本における死生学のプロジェクトの構築者として死生観や生命倫理の問題、いのちに関わる問題に深く、そして実践的に関わってこられました。東京大学最終講義(2013年)は「死生観と宗教」でした。
     その後、上智大学グリーフケア研究所所長を9年間務め、現在は同客員書院、また、大正大学客員教授、龍谷大学客員教授です。ご著書に『日本人の死生観を読む』、『ともに悲嘆を生きる』、『死生観を問う』などがあり、2023年度には「新宗教、国家と宗教、グリーフケア研究への貢献」によって朝日賞を受賞しておられます。
     今回の講演テーマ「日本人の死生観とグリーフケア」はこれまでの宗教学、死生学のご研究と活動が集約されたものになりそうで、こうご期待です。

  • 特別講演Ⅰ
    死を前にした人の悲しみと覚醒:人を活かす対話を求めて

    岡田 圭

    岡田 圭
    前ニューヨーク訪問看護サービス・ホスピス緩和ケア・終末期スピリチュアルケア・プログラム・マネージャー
    コロンビア大学「死に関するセミナー」準会員

     ニューヨーク生まれ、金沢市育ち。大学卒業後渡米、美大を卒業後、ダンサーたちとの舞台芸術創作を経、神学校で臨床チャップレンの仕事を知る。専門チャプレン協会の全米認定資格を取得。チャップレンとして「エイズの子供たちのためのプログラム」クリニックやホームレス療養施設の勤務を経て、2021年末までニューヨーク訪問看護サービス・ホスピス緩和ケア勤務。今秋9月に著書「いのちに驚く対話」を医学書院から刊行。
     死を迎えようとする人が命の旅路をよく締めくくり、残される人たちの心にも貴重な体験が残るように、どのような支援が求められるのでしょうか?人が共に生きることの意味を、死を意識して問う彼らの問いかけに、日頃私たちが気づいていない命の価値について考え直してみませんか。米国の在宅ホスピス緩和ケアの全人的な支援を実践してこられた岡田先生が、「人を活かす対話」について熱く語ってくださいます。

  • 特別講演Ⅱ
    エンドオブライフケアの視点に立った認知症診療

    北村 立

    北村 立
    石川こころの病院 院長

     1987年自治医科大学卒。能登北部のへき地診療所の勤務を経て、1992年より石川県立高松病院(2021年より「石川こころの病院」)に勤務され、2013年より病院長。「精神医療・こころのケアに真摯に取り組むと共に、皆様のこころの健康を支える確かな拠り所であり続けること」(「こころの病院」HPより)を目標に歩んでこられた北村先生。豊かな学識と診療経験に基づき、地域の人々のこころの健康に寄り添った来られた先生が「エンドオブライフケアの視点に立った認知症診療」について力強く語ってくださいます。
     「石川県こころの病院」は石川県内唯一の災害拠点精神科病院であり、本年1月1日の能登半島地震では入院患者の受け入れとともに、4月までに災害派遣精神医療チームを延べ13隊派遣し、被災地の精神医療が滞らないよう北村院長ご自身が先頭に立って、陣頭指揮を執ってこられました。

  • 市民公開シンポジウムⅠ
    最後までその人らしく過ごすための社会基盤づくり

    竹之内 裕文

    竹之内 裕文
    静岡大学未来社会
    デザイン機構・農学部

    島田 千穂

    島田 千穂
    佐久大学人間福祉学部

    田代 志門

    田代 志門
    東北大学大学院文学研究科

     エンドオブライフケアとは、すべての人に死は訪れるものであり、年齢や病気であるか否かに関わらず人々が、差し迫った死、あるいはいつかは来る死について考え、最期までその人らしい生と死を支えること、ならびに生と死を見送った家族が生きることを支えるケアである。(日本エンドオブライフケア学会「定款」より)
     死生学、社会福祉学、生命倫理学分野の3名がそれぞれの専門的立場から研究してきたエンドオブライフケアの社会基盤づくりに関して平明に語り、参加していただいた市民、学会参加者とともに、将来の日本にふさわしいエンドオブライフケアの社会基盤について考える機会を提供します。

    ・竹之内裕文:対話を通して生と死を学び合う

    ・島田千穂:高齢者の語りにみるエンドオブライフに対する心理

    ・田代志門:死とともに生きる文化を育むために

    (座長)足立智孝(亀田医療大学看護学部)

  • 市民公開シンポジウムⅡ
    西田幾多郎・鈴木大拙の死生から考えるエンドオブライフ

    松田 章一

    松田 章一
    前鈴木大拙記念館館長

    竹村 牧男

    竹村 牧男
    前東洋大学学長

    浅見 洋

    浅見 洋
    石川県西田幾多郎
    記念哲学館館長

     本シンポジウムでは加賀が育んだ日本を代表する哲学者・西田幾多郎、仏教哲学者・鈴木大拙の生涯、両者の魂の交流を通して、市民と学会参加者に自己の死生とエンドオブライフケアについて主体的に考える機会考える場を提供したい。
     松田章一先生は金沢ふるさと偉人館、鈴木大拙館の館長を歴任し、劇作家として優れた業績を残してこられた。2021 年には鈴木大拙、西田幾多郎生誕150 年記念として制作されたオペラ「禅~ZEN~」の台本を担当された。
     竹村牧男先生は筑波大学、東洋大学名誉教授。『西田幾多郎と鈴木大拙 その魂の交流に聴く』など鈴木大拙、西田幾多郎関連図書に加えて、仏教学者として多数の著書を上梓され、テレビ、ラジオ講座講師としてもご活躍。現在、鈴木大拙・西田幾多郎記念 金沢大学国際賞の選考委員長でもある。
     聞き手は西田幾多郎記念哲学館館長で元鈴木大拙館懇話会座長の浅見洋。
    (座長)高橋在也(千葉大学医学研究科特任助教)

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